ホーチミン市からブンタウへ…ベトナム人の優しさに触れたバス2時間旅

みんな優しいんだから。おかげで空港からブンタウへ行くバスは、実際どこで乗ってどこで降りるのが正しいのか、結局よく分からなかった。

年末にベトナム南部のホーチミン・シティへ、現地3日間の弾丸旅行に行ってきた。せっかく南国に行くのだから、弾丸とはいえ海を見たい。というわけでホーチミン市からバスで2時間ほどの海岸の街ブンタウ(Vung Tau)へ行くことにしていた。

ブンタウへはホーチミン市のタンソンニャット国際空港からベトジェット航空のシャトルバスが出ているらしい。深夜3時、いつもの中国東方航空で空港に降り立ち、そのまま近くの1泊2千円弱の安宿に数時間滞在。翌朝空港のバス乗り場へ向かった。

タクシー乗り場の向こうに赤いベトジェットのバスが停まっているはず…だったのだが、その一帯はまるでお約束のように大工事中。おいおい、バス乗り場は? うろうろするうちタクシーの客引きおじさんが声をかけてきた。「どこへ行くんだい?」

空港タクシーのあまりよくない噂を聞いていたので身構えながらも「ブンタウへ行くバスの乗り場を探しているんだ」「だったらあのバスだよ」と向こうから走ってきたオレンジ色のバスを引き留めて、飛び乗らせてくれた。ありがとう、おじさん。タクシーじゃなくてごめんね。

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事前に聞いていたベトジェットの赤いバスではなくて、ジェットスター航空のロゴが入ったオレンジ色のバスだったけど、乗客に聞けばブンタウ行きのバスで間違いないようだ。新しくできた高速道を猛スピードで海岸の街へ向かう。ブンタウまで10万ベトナムドン(約500円)。

約2時間ほど走って、ブンタウらしき街並みに来た。乗客は次々降りていく。運転手が聞いてくる。「どこまで行くんだい?」 えーと、フロントビーチに行きたいんだけど…と言うが、ビーチまでは行かないらしい。じゃあバスターミナルは?と聞いたが、それもダメみたい。

ついに最後の乗客のおばさんが、雑然とした市場らしきところで降りていった。まだ海岸は見えない。こんなところで降ろされても困る。バスは僕ひとりを乗せて走り続けた。まあいいや。行けるところまで連れていってもらおう。

しばらく行ってT字路に着いた。運転手が聞いてくる。「右へ行くか?左に行くか?」 分からないから適当に右と答えると右折して「ここで降りな」 言われるがままに降りると、すぐ前は海岸だった。

この扇形をした熱海みたいな海岸は、もしかしてフロントビーチ? Googleマップで現在地を検索したら、間違いない。振り返るとバスは走り去っていた。ありがとう、運転手さん! でも結局本当はどこまで行ってくれるバスだったんだろう? よく分からないけど、結果オーライ。

*****

事前に聞いた話では、強引に客引きされるとか、高い料金を吹っ掛けられるとか、いろいろ悪い噂もあったベトナムだったけど、実際には全然そんなことはなく、むしろあちこちでベトナム人の優しさに触れた旅となった。

真上から照りつける太陽がまぶしい。海岸の街を散策しよう。続く。

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