80歳を超えて南国へ…『ベトナムの風に吹かれて』が教える人生の選択肢

南国に行っても認知症は治らないのか…。そりゃそうだ、って言われそうだけど、ちょっと期待していたんだ、治ってハッピーエンド♪を。

新潟の田舎から南国ベトナムへひとっ飛び、首都ハノイに認知症の母を引き取り、幸せな老後を過ごしてもらおうと奮闘する姿を描いた映画『ベトナムの風に吹かれて』を観てきた。シネウインドはいつもより年齢層高め、おばあちゃん層がずらり。やっぱり関心あるテーマのようだ。

新潟を出て暮らすのも初めてのお婆ちゃんが、言葉の壁を越えてベトナムの空気や食べ物、人情に馴染んでいく様子は実話をもとにしていて、原作本がさらに詳しい。感謝の気持ちと好奇心を忘れないのがいい。ベトナムは行ったことがないけど、人情は温かく、食べ物も美味しそうだ(お婆ちゃんがハマったお粥や麺をもっと映像で観たかった!)。

【以下ネタバレあり】気になったのが、新潟にいた頃よりかえって生き生きしてくる、ファンタジーっぽいシーンと、足腰の自由が利かなくなって、夜中に何度も「便所行きてぇ」と叫んでしまう現実との落差。そして「便所行きてぇ」の数日後には舞台に立ってしまうという…。こんなに症状がまだらに出るものなの?

「便所行きてぇ」が強く印象に残ってしまったけど、作者が伝えたかったのはこんな生き方もあるということ。新潟にいたとしても、いつか「便所行きてぇ」になっていた。冷たい視線に囲まれた閉鎖的な田舎で「便所行きてぇ」となるか、隣人との距離が近く温かい南国で「便所行きてぇ」か。結局「便所行きてぇ」という現実は変わらないんだけど。

僕らが東南アジアに行くのも、そういう生き方もあるんじゃないかな、と思うから。子どもの教育も、もしかしたら介護も。気候は常夏で申し分ない。新潟はここ数日、すっかり冷え込むようになってきた。でもマレー半島は最近ヘイズ(煙害)がひどいらしい。なかなか楽園はないものだ。

ベトナムか…。楽園候補になるだろうか。完璧な楽園はなくても、選択肢があればいい。あとは感謝の気持ちと好奇心。一度行ってみないとな。

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