「表国境」シンガポールからマレーシアへ陸路国境越えする3つの方法

島国に住む我々にとって、陸路で国境を越えるというのは新鮮な感覚。だからいろんな方法で渡ってみたくなる。

東南アジアと言えばこの方、下川裕治さんの新刊を読み始めた。今回のテーマは「裏国境」。知る人ぞ知る国境道路を越えて、インドシナ半島5ヵ国を巡るというもの。いきなり表紙から横転するバスの写真が載ってて、今回も珍道中を期待してしまう。

それに比べれば僕が越えたシンガポールからマレーシアへ行くコーズウェイは「表国境」と言っていい。1日6万台もの車両が行き来する大動脈で、国境を越えて毎日通勤する人も多いという。国境って何なんだろうと思ってしまう。そんな表国境は3つの方法で越えることができる。

【1】タクシー

初めてコーズウェイを渡ったのはタクシーだった。シンガポールのチャンギ空港に降り立ち、タクシーに乗り込む。が、そのまま国境を越えられるわけではない。国境を越えるタクシーはブギス近くのクイーンストリートのターミナルから乗ることになっている。だから乗り換え。

このターミナルには、シンガポールの街を走るタクシーとは違ってボロいタクシーがずらり。待合所には屋台が出て、祭壇には線香の煙がモクモク。キレイキレイな街並みのシンガポールにあって、ここはすでにマレーシアだ。客引きさんに従って、タクシーに乗り込む。

マレーシアの国境の街ジョホールバルの中心街までは、40シンガポールドル(約3500円)。時間は国境の渋滞次第で、1~2時間といったところ。乗る場所はクイーンストリートと決まっているが、降りる場所はホテル前など自由に交渉できる。

タクシーが便利なのは、クルマから降りずに国境越えができるところ。たまに荷物チェックでトランクを開けるのに立ち会うことがあるが、多くは降りる必要もなく、ドライバーさんにパスポートを預けるだけのドライブスルー状態で国境越えできてしまう。
◇TAXIの車窓から・コーズウェイ国境越え – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1askrKoOc34&feature=youtube_gdata_player

逆にマレーシアからシンガポールへ行くときは、ジョホールバル中心部近くのコタラヤのターミナルからタクシーに乗る。シンガポール中心部までは50リンギ(約1500円)ほど。行きと帰りで値段が違うのが、マレーシアとシンガポールの貨幣価値の差と思って間違いない。

【2】鉄道

次にコーズウェイを越えたのは、マレーシアのクアラルンプールからシンガポールへ向かうマレー鉄道の夜行列車。そう、コーズウェイには線路も走っているのだ。

ジョホールバルに着くのは夜明けの6時頃。個室をトントンとノックして、車掌さんが現れる。いや、もしかしたら車掌ではなくてイミグレの職員さんなのかもしれない。ここでパスポートを見せて、マレーシアを出国することとなる。

のろのろと列車は出発し、コーズウェイを越える。シンガポール島に入ってすぐ、終点のウッドランド駅に着く。列車を降りて写真を撮っていたら、駅員さん?に注意された。そう、ここは国境地帯。駅の中のイミグレを越えて、無事シンガポールに入国となる。

ウッドランド駅はシンガポール北部。中心部まではタクシーか、バスでMRTの駅まで行くことになるが、実はシンガポール動物園が意外と近い。タクシーで動物園へ向かうと、有名なオランウータンとの朝食タイムにちょうど間に合う。オススメ。

列車で国境を越えられるのは楽チンなんだけど、シンガポールとジョホールバルを結ぶダイヤは1日数本しかないのが不便なんだよね。

【3】路線バス

地元の人はバスで行き来するのが一般的らしい。ジョホールバルからシンガポールが3リンギ(約100円)、シンガポールからジョホールバルが3シンガポールドル(約250円)と、これで国境が越えられるの?と思うくらい安い。

乗り場はタクシーと同じくシンガポールはクイーンストリート、ジョホールバルはコタラヤがメーンだけど、その他にもいろんなところからバスが出ている。僕らはコタラヤからシンガポールのセントーサ島まで乗ってみた。

コタラヤを出て海沿いをぐるりと経由して、JBセントラル駅裏のイミグレへ。ここで一旦バスを降りて、マレーシアを出国することになる。バスはというと僕らの出国手続きを待っていてくれる…と思いきや、さっさと出ていってしまっていた。

バスの半券を持っていれば、同じバス会社ならそのまま次のバスに乗れるのだが、セントーサ島行きのバスはそれほど頻繁ではないらしく、かなり待つ羽目になってしまった。やっと来たバスに乗り込み、コーズウェイを渡る。

ウッドランド駅隣にあるシンガポールのイミグレで再びバスを降り、今度はシンガポールの入国手続きとなる。今度はバスを逃してなるかと大急ぎで入国手続きを終えて、さっき乗ったバスに飛び乗る。うーん、2度も乗り降りしなければならないのは、大荷物を抱えていたら結構大変かもしれない。

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それぞれに一長一短ある国境越えだけど、コーズウェイの渋滞を見るだけでもシンガポールとジョホールバルの街の勢いを感じられる。だからシンガポールに行く人にはジョホールバルにも行ってみたら?とオススメしている。実際行ってみたよ!という人はなかなかいないけど…。

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「表国境」シンガポールからマレーシアへ陸路国境越えする3つの方法」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: さよなら国際列車…「列車に乗ったままイミグレ」6月いっぱいで終了へ | 新潟シモ古町 ときどき脳内マレー半島

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