せめて1割、ヒップに暮らす

「ヒップ」とは、日本語にすると「意識高い系」か。「ヒップスター(笑)」と揶揄するような意味もあるそうで、こうなると「意識高い系w」という感じ?

14日に北書店で『ヒップな生活革命』著者の佐久間裕美子さんのトークイベントが行われた。この本は、リーマンショック後のアメリカ各地で自然発生的に発生した生活意識の変化について、NY在住18年の佐久間さんが全国を旅しながらリポートしたものだ。

『アメリカの食べ物がなぜ急においしくなったのか、なぜ急にクラフトブームが起きたのか』。そこには『危機(リーマンショック)をきっかけに「生きる」ということをあらためて考え直した人たちのライフスタイル改革』があったという。

大企業が世界レベルで巻き起こした金融危機に辟易とした人々が選んだのは、目の届く範囲でモノを買い、暮らすことだった。生産者の見える野菜や魚を食べ、仲間が起業して作った服を身に付け、自転車で移動できる範囲内で暮らす。この気持ちは日本にいる僕も分かるし、共感する。

日本でも似たような潮流は起きているように思う。マクドナルドや牛丼チェーンの不振は、このような傾向の現れとも見える。一方で、イオンやユニクロは多くのお客を集め、街にはコンビニが増殖し続けている。「ヒップ」とは逆ベクトルの動きに支配されつつあるようにも見える。

僕もユニクロは買うし、コンビニコーヒーもよく飲む。佐久間さんは言う。「モノを買うのに、自分なりの理由付けをするようになっている」と。分かるなぁ。僕は他の服にはない機能性と頑丈さを買っているつもりだし、コンビニでコーヒーは買っても弁当は(めったに)買わない。なんだか言い訳っぽいぞ。

でも思う。100%ヒップな生活で徹底することは難しい。けれど仮に9割がチェーン店だとしても、1割でもヒップな意識で自分なりに目の届くモノを買うようにすれば、世の中いろいろマシになるかもしれない。古町のような個人経営のお店だって、助かるところが出てくるだろう。

そんなことを思いながら、コンビニコーヒーではなく北書店隣の喫茶店に入りコーヒーを飲んでみる。美味いなぁ…。やっぱりコンビニコーヒーとは明らかに違う。この違いを知ることが大事なんだ、きっと。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中