ジョホールバルから始まった

夜8時からの試合に朝8時から行列ができる。こんなに熱心なサッカーファンが多い街から、現在のサッカー日本の歴史が始まったと思うと感慨深い。次に行くときにはスタジアムに入ってみたい。

ジョホールバルと聞いて、場所はわからないけど「ジョホールバルの歓喜」は知っているという人はかなり多いはず。17年前にここで行われたW杯最終予選。シーソーゲームの末、同点で迎えた延長戦の終了間際、岡野雅行の劇的なゴールデンゴールで悲願のW杯本戦初出場を決めたのだった。

昨年8月、ジョホールバルで初めて泊まったホテルが、たまたま(?)この歓喜の舞台となったラーキンスタジアムのすぐ近くだった。翌朝、朝食後に歩いてスタジアムへ行ってみた。朝なら人もいないだろうから、もしかしたら中に入れてもらえるんじゃない?などと話しながら。

しかし、スタジアムのまわりは人がいっぱいだった。入り口周辺はぐるりと行列ができ、ユニホームやサッカーボールを売る屋台もたくさん。事前情報はまったくなかったので屋台の兄ちゃんに聞いてみたら、どうやら地元のジョホールFCとオーストラリアのチームとの親善試合が行われるらしい。

「アイマールが来るんだよ」と、屋台の兄ちゃん。にわかサッカーファンの僕でも名前くらいは知っている。アルゼンチンの元代表選手が、なぜマレーシアに? ゲストか何かで来るのかね、と話しながらスタジアムを後にし、その日に予定していたジョホールバル郊外のレゴランドに向かったのだった。

日が暮れるまでレゴランドで過ごし、ホテルへ戻ってくると、スタジアムにはナイター照明がつき歓声で包まれていた。あれ、昼間の試合じゃなかったの? 朝8時からあんなに並んでいたのに? 12時間もみんな何をしていたんだろう? 夜の試合なら観に行けたかもなぁ…、残念。

後で知った話では、アイマール選手はこの翌月にジョホールFCに正式入団したという。本当に来てたのか…。このチームはジョホール州の皇太子がオーナーで、資金力が豊富なのだとか。もっともアイマール選手は、数試合に出場しただけで故障欠場が続き、つい最近解雇されてしまったらしいんだけど…。

スタジアムに入れなかったのは残念だったけど、サッカー日本の歴史が始まった出発点を見られたのはよかった。「ジョホールバルの歓喜」として日本のサッカーファンが聖地のごとく敬い奉っているなんて、ジョホールバルの人は知らないんだろうけどね。

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