適温の街で適温のメディア

「美少女図鑑が古町を元気に!」と熱くなってもいいのでは?と、つい思ってしまう。でもそこは、適温でじわじわ伝わってくる。心地よさって大事だよなぁ、街もメディアも。

地域のメディアは維持できるのか。新しい地域メディアのカタチは考えられるか。こんなテーマで継続して議論している「情報ネットワーク法学会」が、29日に新潟で行われた。今回は、東京から来た学会メンバーに混ぜてもらって聴講。「オトナの遠足+勉強会」という感じで送迎バスに揺られ、会場である阿賀野市の五十嵐邸ガーデンへ。

新潟で行われたのは、地元で人気を集めるフリーペーパー『新潟美少女図鑑』に学ぶところがあるのでは、という考えがあったそうで、まずは美少女図鑑の発行元であるテクスファームの加藤雅一さんの発表から。美少女図鑑については一昨年に上越で行われたイベントの時にもブログに書いている。
・地域メディアととんかつ大矢 – 新潟シモフルのおんぼろビルに暮らす
http://yaplog.jp/furumachi/archive/1545

地元のリアルなコミュニティから生まれた美少女図鑑。万代や古町に来る人がコミュニティとして存在しているからこそ、成り立っている。だが新潟も買い物の主役は郊外に移っている。地方の「ファスト風土化」とともに、リアルなコミュニティはどうなるか。何とか古町も今の状態で保ってくれれば…と思うけど。

インターネットを使って、インフラ経費をあまりかけずに情報発信するのが、地域メディアの生き残る道。少し前はそう思われていた。でも今度はネットの世界にグローバル化の波が押し寄せている。すべてがGoogle、Facebook、Twitterにつながる。ネット上に、地域で囲い込んだビジネスが成り立ちにくくなっている。

美少女図鑑は、ネット展開にはあまり積極的ではない。だからネットから荒らされることなく、読者層である女の子の期待に応えることに専念できるという。やたらつながってしまう時代だからこそ、つながりを断ち切るというのも大事になる。なるほど。地域メディアのネットへの接し方としてアリだと思う。

「美少女図鑑で大きく儲ける考えはない。熱くなりすぎず、適温がいいと思っている。だから続いている」と加藤さん。そう、古町も適温で心地いい街。寂しくなったと言われても、この温度感が維持されているうちは、きっとこの街は大丈夫。メディアから街のあり方を感じた勉強会だった。

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