堀のある未来(下)フルマチ編

アミダくじのように小路がめぐり、そこに飲食店がぎっしり詰まった古町8ー9番町の街並み。これを維持するためには、テーマパーク的にこの区間だけ堀を模した水辺を復元するのもアリかなと思っていた。でも早川堀の紆余曲折を聞くと、そう簡単には進まないかな。

22日に行われた堀割再生シンポジウム。前半の早川堀の水辺復活に見る「シモマチの未来」に続いては、「古町花街ぶらり酒」で見えてきた「フルマチの未来」について。

古町8ー9番町では、先日行われた酒の陣にあわせて「古町花街ぶらり酒」というイベントが行われた。今回で3回目を迎えるこのイベントは、参加店で800円を出せばそのお店のおすすめの一品とお酒が楽しめるというもの。いわば全国各地で行われている「バル街」の古町バージョンとでも言おうか。

3回やってきて「古町が変わってきた」と、西堀前通9の飲食店「すず家」の宮田さん。お店同士の横のつながりが出来てきて、街であいさつをしあったり、お客さんに「あそこのお店に行ってみるといいよー」と他のお店を薦めてみたり、という関係が生まれ始めているという。

この取り組みが単なるイベントを超えて街の営みそのものになることを期待していると話すのは、新潟市コンベンション協会の横山裕さん。街に来た人をもてなす港町の文化、いいものなら競合でもおすすめしてしまう「根性よし」の気質。お客と店主に会話が生まれ、もてなしの質が上がり、街の魅力が深まっていく。ここにフルマチの未来がある。

古町全体の魅力が深まり、街でゆっくり過ごしたい、となった時に「水辺があった方がいいよね」ということになったら、堀の復元を検討してもいいのでは、と横山さん。なるほど。最初から堀ありき、ではなく、まずは街の魅力を醸成してから。この考え方の方が実現性は高そうだ。

これまで何回か参加した堀割再生シンポジウムだったけど、今回はこれまで以上に質問などが多く出て盛り上がっていたように思う。やはりシモマチ、フルマチに未来の姿が見えてきたということなのかもしれない。僕もそろそろ冬眠から覚めて、街へ出て「未来」を感じてみようかな。

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