旅の最後にバゲッジロスト

何度か旅をしてきて印象に残るのが、駅を間違えたなどのトラブル。今回はそうトラブルなく無事に帰国と思いきや、最後の最後で印象に残るネタ…ではなくトラブルが発生した。人生初のバゲッジロスト。

予兆はあった。クアラルンプール国際空港(KUL)から上海浦東国際空港(PVG)を経由し、新潟空港へ帰国したのだけど、KUL発の便が「DELAYED」になっていたのだ。PVGの乗り継ぎ時間は、もともと2時間しかない。PVGは空港内(駐機場や滑走路)をバスで移動するほどの大空港。さらにPVGでは、乗り継ぎカウンターに並ばないといけないという独特?のルールがある。

チェックインカウンターで聞いたら、遅れは30-40分ほど。荷物だけひとつ前の便で送る手もあると言われたけど、そうなるとわずか90分ほどの乗り継ぎ時間で一旦中国に入国して、荷物を受け取り、チェックインカウンターの並び、出国しなければならない。その方が大変じゃない?

結局通常通りチェックインして、予定を40分遅れで出発。KULで上海−新潟便も発券手続きをしてくれたけど、乗り継ぎカウンターには並ばないといけないらしい。何度も使っているけど、この仕組みはどうにも理解できない。しかもまたこの乗り継ぎカウンターが、中国のイメージ通り(すみません)の無愛想ぶり。

PVG到着が朝の7時半すぎ。眠いカラダを引きずりながら乗り継ぎカウンターへ行くと、やはり長い行列ができていたが、行列脇の係員さんに事情を話したら早い行列に並ばせてくれた。ラッキー、これで時間に余裕ができた。9時ちょっと前に搭乗口からバスで飛行機へ。よかった、これで無事帰れる、と安心したのだった。

1週間ぶりの新潟空港。入国して、おー!日本語で話せるよー、なんて感動しつつ、荷物の受け取りへ。荷物にはそれぞれ「特急便」の黄色い札がついていた。短い乗り継ぎ時間にも対応してくれたんだな、と思っていたら、5つ預けた荷物のうち、最後の1つが出てこない。これって、もしかして…?

はい、係員さん登場。バゲッジロスト確定です。長男のリュックだけが、上海に置き去りになってしまったらしい。よほど海外にいたかったんだねぇ。空港の係員さんは平謝りだったけど、入っていたのはほとんど洗濯物だし、2ー3日で届くというし、まあそう問題なし。いいブログネタになったかな、という程度で。

超格安の料金で東南アジアまで行けてしまう上海乗り継ぎ便だけど、上海での乗り継ぎ時間が短いと、こういうリスクがあるんだな。でも短いなりにちゃんと対応してもらえることも分かった。いい経験になったということで。また使わせていただきます!

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